2007年2月1日木曜日

東一条交差点の歌

2006年春、藤原唯人・百々玲子の結婚式によせて

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Key:D


信号を渡った先は
僕らの遊び場だった場所
波打ち際でまどろむように 過ごした日々だった

夏は暑く冬は寒い
砂ぼこりまみれたプレハブで
夕空が暮れ行くのを ただ眺めていた

人も景色も 変わって行くけれど
あの日みんなで歌った時の 風が体に残ってる

騒がしい交差点に 同じ風が吹いた
まぶたの裏に忘れた 涙が頬を伝う
それだけじゃこの空は 飛べないけれど
右手を高くあげて 君に手を振るよ


生きかたを変えることは
だんだん難しくなるけれど
だからこそ この思い出に胸をはりたい

嬉しい報せは 突然やってくる
あの日みんなで歌った時の 風が心に蘇る

騒がしい交差点に 同じ風が吹いた
まぶたの裏に忘れた 涙が頬を伝う
それだけじゃこの空は 飛べないけれど
右手を高くあげて 君に手を振るよ


祝いの言葉 ふたりへ 風にのせるよ


2007年1月1日月曜日

神様ではない

彼女の人生は何かと苦労が多かったが
息子はなかなか孝行だった
ことあるごとに感謝を込めて
我が子に言ったものだ

こんなにいい子に恵まれるなんて
やっぱり神様が
帳尻あわせてくれてるってことかしら


そうじゃないよ母さん
帳尻あわせているのは神様じゃない


俺だ