2017年4月7日金曜日

All of us are better when we're loved


長男・青の特別支援学校入学式を前に、
高井戸の松屋で朝飯を食べた。
知的障害者の青年がシフトに入っており、
配膳の前段階や食器洗浄を担当していて、なかなか良い手際だった。

息子が十八になった時、どうなっていてほしいか。
社会で仕事に就き、正当な対価を受け取ってほしい。
以前は口ごもっていた答えだが、今は自信を持って言える。
皆で歩むのをやめなければ、彼にはそれが出来るだろう。

そして一人の親としては、
子の社会が障害者に対する寛容さを致命的に失うことが無いよう、
現実的に尽くしていきたい。
チショウと呼んで蔑む心は無くせないにしても、
そのような悪意と非寛容が社会全体を覆ってしまわないよう、
善意と寛容の価値を愚直に掲げていきたい。

入学式、礼装の長男は親と離れて静かに座っていた。
終了後、保護者席に駆けてくると
「青ガンバッタネ」と自ら言って満面の笑顔を見せてくれた。
座右の書、アリステア・マクラウドの
「彼方なる歌に耳を澄ませよ」の一節を改めて思った。

「誰でも愛されると、より良い人間になる」